転職活動で絶対に失敗したくない…
でも、何が大切なのか分からない…
こういった悩みは、みんなが持っていますよね…
仕事でクタクタなので最低限の労力で転職活動をしたいものです。
ですが、履歴書や面接など転職活動ですることは意外と多い…
履歴書を何枚も書くのも面倒…
面接も緊張するしできるだけ減らしたいんですよね。
それでも1番転職活動で考えなくてはいけないのは、職場選びです。
仕事選びを考え直したくなって転職活動をするので、大切なのは転職先です。
何を1番大切にするのかは人よって変わるもの。
- 給与が高い仕事がいい。
- ワークライフバランスがとれた仕事がいい。
- 夜勤がない仕事がいい。 etc…
こういった転職する上での要件は大切になってきますよね。
だけど、要件だけで職場選びをすると失敗することも…
え?!ならどうしたらいいの…
失敗したくないっていうのに何が大切なの?
転職活動の内容よりも転職要件よりも大切なのは転職思考法です。
経験談としても夜勤や激務を繰り返すうちに、
脳が疲労してしまって判断力が鈍っているよ。
すると、目先の欲や楽に飛びついてしまいがち…
短期的な目線で転職をすると失敗します。
変わらず激務だったり、安月給で転職活動を繰り返すことも珍しくない。
激務や安月給だと人間関係も結局変わらない…なんてことも…
転職思考法として大切なのは長期的な目線で得意で闘うことです。
まさに逃げるは恥だが役に立つで、逃げても次の闘う場所をしっかり選ぶことが重要です。
体験談を含めた転職を成功させる転職思考法について紹介していきます!
転職をする上で大きな壁
では、長期的に考えて転職をしていきましょう!…
と言う前にそんなにフットワーク軽く転職できる人なんていませんよね。
看護師は日々蝕まれる仕事と越えられない大きな壁の板挟みになっていたり…
でも、意外とみなさん「象」なのかもしれません!詳しくは後ほど…
ココでは客観的な現実を改めて簡単に紹介していきます。
言うまでもない現実
本当に言うまでもないので、サッと調べて紹介していきますね!
昨今の看護師退職理由は以下の4つが挙げられます。
- 看護師適正に対する不安
- 重労働・重責
- 待遇の低さ
- 人間関係の不協和
調べてみたところ日本看護師協会からは新人看護師の内容が出てきましたが…
中堅以降との悩みと変わりないですね…
結局、新人看護師時代から同じ問題に付き纏われてるよ…
僕が辞めた3年前と変わってないな…
退職理由は新人看護師もベテラン看護師も変わりないのが現実。
新人時代から抱えている疑問点が結局重くのしかかることも…
いつまでも続けていけるとは思えないのが、看護師ですよねぇ。
踏みとどまるもの
看護師って抱えている問題が常に迫っていること多くないですか?
- 先輩から厳しい”指導”を受けた…辞めたい…
- 夜勤明けに体力が限界…続けられない…
- 働いても働いても楽しくない…
こんなことが頭をグルグルしていませんか?
なのに辞められない…そこには背負っているものがありますよね。
僕も背負うものがあったので、なかなか辞めることができなかったよ。
人によって異なるけど、家庭があれば簡単には動けないし、
安定した仕事であることも捨てられないし、
そこそこの給与があることも捨てられず…
いろいろな理由はありますが、背負っていたり、後ろ髪を引かれてしまうので、
簡単には行動することができないのが現実です。
どれだけしんどくても、背負っているものが大きければ大きいほど行動は難しい。
足に繋がれた鎖で行動ができない「サーカスの象」状態です。
サーカスの象とは、有名なたとえ話で…
小さい頃から鎖に繋がれて育った象は、
大きくなっても鎖を壊せないと思い込んでいるんだよ。
身体は大きくなって簡単に壊せるのにね…
しかし、年齢とともに看護師という仕事がしんどくなってくるもの…
いつかは舵をきって進路を変更しなければいけない時が来るはずです。
そんな時に繋がれた鎖を壊せるように転職思考法を紹介していきます!
2通りの考え方(PL/BS思考)
みなさんが転職を考える上で重要視することはなんですか?
- 人間関係が良い場所がいい!
- 今より楽な仕事がいい!
- 欲を言えば年収が上がるような仕事がいい!
- 自己実現することができるような場所がいい!
おおむねこんな感じでしょうか?
退職理由から考えると、おおまかに言えばどれかになるかと思います。
みなさんの悩みが分かりみすぎて辛い…
転職に悩むと「看護師になったことすら間違いだったかも…」
なんて悩んでしまいますよね…僕だけかな?笑
そこで紹介したいのは2つの考え方です。
このグラフを例えに紹介していきたいんですが…よく分かりませんよねぇ。
今は縦軸を「給与」として説明すると分かりやすいはず…
今のまま転職すると赤線で生きていけますが、結果としては青線が抜かしています。
詳しく経験談も踏まえて紹介していこうと思いますので、
2つの赤線の思考法(PL思考)と青線の思考法(BS思考)について説明していきます。
PL思考
グラフでいう赤線が短期的な視点で考えるPL思考になります。
PLとは…金融業界で使われる言葉で「Profit and Loss statement」の略で、
簡単にいうと売上と費用と利益になります。
って説明しても分からんっつーの。
言葉は全くもって重要ではないので、
もっと分かりやすく説明してもらいましょう。
PL思考は、給与だけでいうと年功序列の勤続年数によって徐々に増えていきます。
別に意識的ではないですが、みなさんも赤線上にいるんじゃないでしょうか?
綺麗に右肩上がりで理想的かもしれませんね。
目先の給与だけで考えると右肩上がりですが、看護師転職には不利になることも…
今よりも少ない給与は選択肢にできない上に、転職を辞める理由にもなります。
キャリアアップもありますが、圧倒的に席が少なくないですか?
他のことも複雑に絡み合うと条件が変わるので、後ほど説明するとして…
給与自体は安定していますが、後半には青線に抜かれていますね…
続いては青線について説明していきます。
BS思考
グラフでいう青線が長期的な視点で考えるBS思考になります。
BSとは…「Balance Sheet」の略で、資産や借金になります。
これがまた意味の分からない言葉だねぇ
言葉よりも考え方が大切ですから、最後まで読んでね!
BS思考は、給与で例えると転職時には下がってますが、赤線と違って一定ではない。
最終的に伸ばしていけるように目の前ではなく、先を見越して考えていきます。
将来のための先行投資で、資産(自分)を育てるという考え方です。
しかし、グラフのように最終的に伸びあがらないリスクはありますからね…
リスクは背負いたくないものですが、看護師にリスクはないでしょうか?
そこも併せて続きを話していこうと思います!
看護師として必要なのは
ここまで話しをしてなんですが、PL思考もBS思考もどっちが悪いとかはないんです。
目の前の生活のためには給与が必要ですからPL思考が大切ですし、
将来的に問題に困らないためにはBS思考が大切なんです。
ただ、看護師の仕事については体験談も含めて言うとBS思考が必要になります。
さっきのグラフは「給与」を例えにしましたが、次は「QOL(生活の質)」にしてみましょう!
PL思考でQOLを考えた時に、必ずしも右肩上がりになるでしょうか?
僕も年齢を重ねていくと私生活や体力などいろいろな条件で
働いていくと、給与が見合わないように感じてくるよ…
年齢を重ねて感じるのは体力の低下や腰痛など…新人育成や委員会活動などの責任…
日々感じている疲労感や徒労感を考えるとQOLは右肩上がりとはいきません。
給与だけでは見えないリスクで人によっては赤線が平坦化したり、
場合によっては右肩下がりになるかもしれません。
BS思考でQOLを考えると、もっと早く赤線を抜くかもしれません。
転職活動時期の不安感や不明瞭な状態ではグラフは一時期下がりますが、
人間関係や労働環境は転職時から急に改善することができますからね!
僕の場合は転職時に給与が激減したけど、労働条件や人間関係が
劇的に改善したからQOLはかなり改善したよ。
しかも、2~3年くらいで給与も看護師時期を越していきました!
コチラに詳しく書いているので参考にしてください!
PL思考だと安月給などを選択肢から切り捨てることが多いため、
選択の幅を広げるためにもBS思考が必要になります。
「自分を将来のために育てる」という視点で考えていれば、
今の選択が分かってくるでしょう!
簡単に言うけどBS思考で右肩上がりになるかは、
やってみないと分からないでしょう…
それは…言う通りですね…
それでも、看護師として鎖に繋がれているなら、鎖を断ち切る思考法が必要です。
体験談を含めても、病院で働いていた看護師時代からは雲泥の差。
成長したいと思う環境下に自分を置くことで右肩上がりになったよ。
確かに不安は残りますが、PL思考でズルズルと現状を続けるのもリスクです。
現状を変えたくて見に来たみなさんには間違いなく、
BS思考法で将来の希望に向けて行動を起こして欲しいと思います。
次に、思考法が分かったら最大限に自分を活かす方法を紹介していきます!
強みを見つける
BS思考法で右肩上がりを急上昇させたい場合には、自分を活かすのが重要!
当然といえば当然ですが、看護師の現実は疲弊してますよね…
- 自分を活かすよりも生きるので精一杯…
- 強みなんて分からないし、考える余裕なんてない…
- 明日も仕事…嫌だな…
PL思考で働き続けて、将来向かう先の徒労感もあって、満身創痍なことが多い…
そんな中で「BS思考で自分を活かせるようにしていこう!」なんて難しいですよね。
そんなあなたに向けて、強みの見つけ方をアドバイスしていきます!
自分の中の強みを知れば、BS思考の右肩上がりがイメージしやすいかも!
強みの塊
さっそくですが、看護師は強みしかありません。
そんなこと言われても、こう思ってしまいませんか?
- 強みなんて分からないよ⋯
- どうせ私には無理⋯
- 将来よりも目の前のことでいっぱい…
看護師って日々大変過ぎて自覚できないかもしれませんが、
看護師だけでも大きな強みなんです!
国家資格を取れたのもありますが、日々の仕事をこなすだけでも十分です。
朝の情報収集から1日の分刻みの計画を立てて、
時間を意識しながら膨大な仕事量をこなして、
ナースコールには丁寧な対応をして、
緊急時には柔軟に対応するって普通じゃないんです。
看護師って毎日が異常な量の即断即決即実行を繰り返しています。
病院看護師を離れたからこそ分かるけど、
あの仕事は異常で鉄人しかできないよ。
知らない内にみなさん鉄人になってますよ。
日勤の話しかしてませんが、夜勤も人間関係もあって、体力的にも精神的にも異常。
鉄人化計画に付いていけなくても、受けてきた教育には意味があるのは間違いないです。
闘う場所を病院以外に変えたとしても、十二分に通用する強みはあります。
看護師資格についているので、コチラの記事も参考にしてください。
ストレングスファインダー
他者から言われても自覚しにくい場合には、自己評価をしてみても良いかも!
自己分析にオススメなのはストレングスファインダーになります。
有料なのと時間が少しかかりますが、価値は永遠に残ります。
自分に自問自答し自己分析をするのも有効かもしれませんが、
専門書で自己分析するのも知見が広がるのでオススメです!
キャリアアンカー
厚生労働省が勧めているキャリアアンカーもオススメです。
キャリアアンカーとは⋯
アメリカの組織心理学者エドガー・シャインによって提唱された
自分の価値観を8種類に分類したものだよ。
時間はかかりますが、無料で行えるので時間があれば簡単にできます。
自分の大切にしたいことや満足するものを改めて知る助けになりますよ。
強みとは少し違いますが、自分の軸を持つことで将来性を考えられて、
BS思考法にも繋がっていくので、軸を持つことも重要です。
「キャリアアンカー」で調べれば、いろいろサイトが出てきますが、
厚生労働省のサイトを載せておきますので、参考にしてください!
逃げるは恥だが役に立つ
ココまで読んでもらえれば、「逃げるは恥だが役に立つ」の意味も
とらえ方が変わってきたのではないでしょうか?
逃げているようで見方によっては前進しているものです。
この記事で思考法で現在ではなく将来に目を向けて、
自分の強みや軸を知ることができれば、「鬼に金棒」状態です。
サーカスの象のように鎖に繋がれて身動きできないままするか、
将来のために自分の強みを知り鎖を断ち切って進み続けるか。
何歳からでも早いということもなければ、遅くもないです。
よく見たら、その鎖断ち切れそうじゃないですか?
僕の経験談もあるので参考にしてね!
一寸先は闇で進んできましたが、放デイは
ブルーオーシャンでした。
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